夏休み明けで、久しぶりにレッスンに来たBちゃん

Bちゃんのレッスンノートには・・・
「○○○○の曲、ぜったいしあげてくること
と書いてある。

「Bちゃ~ん、ぜったいしあげてくることって書いてあるけどしあげてきた~」と私が言うなり・・・
「しあげてくるわけないや~~~ん
・・・・あははは・・・わかってたけど
そんなに自信たっぷりに言わなくても


Bちゃんだけじゃなく、みんな結構いつも正直に話してくれます

ほんとにおもしろい事をいろいろと・・・
以下、みんなの名言集です


「全然弾いてきてない
「1回だけ弾いた
「ここまで弾こうとしたけど、わからんかったからほとんど弾けてない
「弾こうと思ったけど時間がなかった」←
言い訳
「めんどくさいから弾いてない
「宿題なんかしたくない
「宿題は1曲にして~~
「たぶん、この曲ずっと合格せえへんで
「これ、半年前から弾いてる・・・
「右手だけやったら弾けるから右手弾けたら合格にして
「曲名を変えてもいい
「代わりに先生弾いて

「めっちゃ弾いてきたで~~
「まぁまぁ弾いてきたけどたぶん途中で止まるで・・・
「もう完ぺきやで聴いて~
「鍵盤見んでも弾けるようになった
「楽譜見んでも弾ける先生、楽譜いらんで~
「お母さんが練習やれやれってうるさいねん」←
どこのお母さんもうるさいもんですヨ
「先生が教えてくれた
指のストレッチしたら、ほんまに指のびたほら
・・・・・・・
みんな、いろんな事を伝えてくれます。

Bちゃんの「しあげてくるわけないやん」というのは『自分をわかって』の表現だと受け止めています。

実際、自分の弾きたい曲・スキな曲は難しくてもちゃんと練習してくるんですヨ

簡単に言えば『弾きたくないよ』ってことなんですよね。

でも、目指すものがあるならクリアしとかないといけない曲もある。
それを越えて行ってほしいです。

だから、根気よく私も一緒に
「道はこっちだよ~」と大きく大きく手を振ります。

弾きたい曲を弾く。

これは絶対大事。

『弾きたい!』という気持ちが1番大事です。

最初からその気持ちを持ってる子と、持ってない子がいますが、その気持ちはどんどん生まれてきます。

そして悲しいけれど消えていくことも・・・

同じ気持ちを持続させることは難しいですネ。


でも、その気持ちが消えてしまっても弾ける技術を持っていれば、また「弾きたい!」と思った時に自由に弾くことができる。

「自由に弾ける」技術を身につけてほしい。

そのために、私も試行錯誤、取り組んでおります
まだまだではありますが・・・


今、12/1の発表会&クリスマス会に向けて、みんなに弾きたい曲を聞いているところです。
もうすでに決まって練習をスタートしている子もいます

こういう機会はレベルアップのチャンスなので、おうちのほうでも「どんな曲がいいかなぁ」「お母さんはあの曲スキだけどなぁ」など、お子様とお話してみてください。

お母さんの気持ちも大事です。
「決めなくちゃ」ではなくて「何が弾きたい」と聞いてあげてください。

もしお母さん自身がお子様に弾いてほしい曲があるなら、その曲だけでなく何曲かの音源を用意して「この中で弾いてみたいと思う曲ある」と聴かせて選択させてあげてください。

たとえ選択方法だとしても自分で決めたことは、やる気のベースになります。

『弾きたいという気持ちは上達するにつれて、必ず生まれてきます。

私はみんなに「こっちだよ~~」と大きく手を振り続けます。

たくさん弾いて、手を振るところまで来てください。

そこにたどりついたら、また少し先で手を振り続けます。

そしてまたたくさん弾いて、そこまで来てください。

「あ~~やっとたどりついたぁ」と思ったら、また少し先で私は手を振ります。

さてどこまでついてきてくれるでしょうか


いつか教室をやめる日が来たら、その手は「バイバイ」に変わります。

「ここまで来てくれてありがとう」のバイバイです。

でもたぶん・・・

「いつでも遊びにおいで~~」のバイバイに変わってるはず。。。

どこまでついて来れるかな~~~